口の渇き(ドライマウス)が引き起こす口臭
口臭の原因の一つにドライマウスがあります。文字通り口が乾く現象ですが、ドライマウスはさまざまな原因で起こると言われています。
■ストレス
■更年期の影響
■薬の副作用
■腎臓機能の衰え
などが考えられるとされています。それらの症状が多く出やすく、当てはまるようになってくるのが40代頃。加齢とともに口臭が強くなってしまう人が少なくありません。
ドライマウスの問題はただ単に『口が乾く』だけではありません。本当の問題は唾液が減ることで、これが様々な角度から口臭を引き起こします!
ドライマウスが引き起こす3つのデメリット
唾液は自然な殺菌作用があり、口の中の雑菌や歯周病菌、虫歯菌をやっつけて洗い流してくれます。天然の殺菌液とも言える唾液の分泌が減ると細菌への抵抗力が無くなり、細菌が繁殖して臭ってしまいます。
舌苔とは舌表面に付着した白いネバネバしたもの。食べカスや口腔内の細胞が剥がれ落ちたものが舌に溜まって、そこに細菌が繁殖したコケ上のかたまりです。歯に付着するプラークとよく似ています。
ドライマウスが進むと舌苔が洗い流せなくなるばかりか、本来やっつけるはずだった菌が残ることになります。するとどんどん雑菌は繁殖し舌苔が厚くなる…最後には悪臭を放ちます。
臭い唾液には様々な不純物が混ざっています。それでも唾液の分泌量が多ければあまり臭いを感じることはないのですが、ドライマウスで唾液が乾くと臭い物質が気化し、口臭に…
これは緊張や寝起きの口臭と似ていて、『口が乾くと臭くなる』という経験は誰にでもあると思います。ドライマウスの口臭はそれがずっと続くような状態。口は、一日のなかで何度も開けるものですから、そのたびに外気に触れることになります。
あなたのドライマウス度をチェックしてみよう
ドライマウスの症状がある人は、以下のような特徴があります。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?チェックしてみてください。
- 舌に溝ができている
- 口の中がネバネバする
- 話そうとすると口が貼りついてしまう
- 口内炎がよく出きる
- 物が飲み込みにくい
- 乾いた食べ物が噛みにくい
- 食事には水が欠かせない
- よく唇がひび割れる
- 目が乾きやすい
- 喉が渇いて夜中に目覚めることがある
- 口の渇きが3カ月以上続いている
これらの症状と一緒に、すでに口臭の自覚がある人はドライマウスの疑いがあります。
ドライマウスになりやすい人の特徴
ドライマウスは比較的年齢を重ねた人が起こりやすいと言われています。
唾液を分泌する『唾液腺』は本来加齢に強い臓器なので、心身とも健康であればそう簡単に口は乾きません。しかし生活習慣や肉体の衰えよって唾液の分泌が減ることがあります。
そのなかでもドライマウスが起こりやすい人は、以下のような特徴があります。
- 噛む力が弱っている人
- 緊張しやすい人
- イライラしやすい人
- いびきをかく人
- のぼせ・ほてりを感じる更年期の女性
- 糖尿病・高血圧の人
ドライマウスは肉体的・精神的な要因が複雑に絡み合って起きています。症状が悪化すると口臭だけでなく、喋りづらさや痛みで食事に支障が出るなどデメリットも多くあります。
気になる場合はお医者さんに相談して、詳しい原因を探ってみましょう。
■唾液を増やす方法!サラサラ唾液で口臭を消そう
唾液には殺菌作用があるので、分泌が減ると雑菌が増えて口臭の原因に。簡単にできる方法で唾液を増やして、口臭を自分の力で消しましょう♪
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