成長に合わせて起きる女子高生の口臭
女子高生は周りの反応が最も気になる時期。ファッションや体型、臭いなど悩みはいろいろありますが、その中の一つに口臭もあります。
実は女子高生の年代(いわゆる思春期)には他の年代には無い特有の原因によって特に口臭が出やすい時期。それは成長とともに起きる
- 身体の変化
- 生活の変化
- 心の変化
が関係しています。では具体的にどんな原因があるのでしょう?1つ1つ確認して、原因を突き止めていきましょう(*^^)b
【目次】
女子高生に口臭が起こる原因は?
1.ストレスの増加
ストレスと聞く大人のものと思いがちですが、高校生でも社会人が感じないようなストレスに直面します。これまでの人生で味わったことのない緊張や決断の瞬間も増えるでしょう。
女子高生のストレス・悩みの種をざっと挙げてみると
■進路に関する問題
■受験・部活の大会の緊張感
■恋愛(片思い・彼氏との関係)
■友人関係
■家族との関係
■アルバイト先の負担・不満
■自分の容姿
など多くのものがありますね。
大人になるにつれ気を遣わなければいけない場面も増え、心労も溜まりやすい年代です。ストレスや緊張は唾液の分泌量を減らしたり、胃腸の調子が悪くなったりと良いことがありません。
唾液が減ることによる口の渇きによる臭いは、『寝起きで口が臭い状態』がずっと続くイメージ。そのため鼻詰まりが続いて口呼吸しているときも臭いはきつくなったりします。また胃の不調は『生臭い口臭』を引き起こします。
2.マウストラブル
高校生になることで意外に大きく変わるのが食事。不規則な時間に食事をしたり、お菓子やジャンクフードが簡単に手に入るようになるので食生活が乱れやすい年代なのです。
この時期に特に増えるのが歯石や虫歯。雑菌の温床になり臭いを発するだけでなく、歯を磨いたくらいでは口臭は消えません。痛くなくても歯医者さんでしっかり治療する必要があります。
また、口臭は食事から起こるものもあります。ニンニクやキムチのように臭いの強いものでなくても口臭の引き金になるものもあるので注意しましょう。
■甘いお菓子
甘いものを食べると、唾液が弱酸性から酸性に変わります。口の中にいつまでも糖分が残っていると酸性の状態が続き、ツンとした口臭になることも。甘いコーヒーにも要注意!
■ガム
一見口臭を防いでくれそうですが、こちらも糖分が入っているガムだと唾液を酸性に変えてしまいます。シュガーレスのガムを選びましょう。
■ハンバーガー
ジャンクフードの王様・ハンバーガーは動物性たんぱく質が多いです。必要な栄養素ですが、口の中の雑菌のエサになりやすいです。食べたら歯を磨くかうがいをしておきましょう。
3.睡眠不足
高校生になるとついやってしまうのが夜更かし。特に休日前や休日中などは、そのまま朝まで起きていることも珍しくないのでは?
■面白い深夜番組を知る
■友達とのラインやSNSのやり取り
■YouTubeなど動画サイトにハマる
などなど私たちを寝させてくれない魅力的な誘惑が多いですよね…
しかし睡眠不足は口臭に直結します。睡眠時間が少ないと体がリラックスできずに唾液が十分に分泌できません。すると口の中が乾きがちになり、口腔内の環境が悪化して口臭がきつくなります。
また寝る時間を確保するために朝食を抜く人もいますが、これも唾液を減らす原因に。朝ごはんはしっかり食べましょう!
4.ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンは、女性の身体づくりに必要不可欠。分泌が活発になると丸みを帯びた女性らしいシルエットに成長していきます。また体調維持や妊娠に向けた体づくりにも大事な役目を持っています。
女性ホルモンにはいくつか種類があり、ホルモンのバランスが乱れると女性は体調が悪くなります。
女性らしさをつかさどるホルモンで、思春期から分泌が始まります。エストロゲンが減少すると唾液の分泌が減るため、口の中が乾いて口臭が起こりやすくなります。
いわゆる黄体ホルモンで、妊娠に欠かせないホルモンです。プロゲステロンは体温に関わっていて、分泌が増えると体温も上昇し、口の中が乾いて口臭が起こりやすくなります。
女子高生の場合はこれらのホルモンが極端に不足することは考えにくいので、プロゲステロン分泌による口の渇きが起こりやすいと言われています。
女性ホルモンは年齢とともに曲がり角を迎え、お肌や体調だけでなく口の臭いに影響することも。生理や妊娠出産期・更年期で口臭がする仕組みを解説します。
口臭はコンプレックスになる前に対策を!
色々な体臭の中で、口臭はワキガ臭・足臭と並んでイメージが悪いです。例えられる臭いも、
■生ゴミの臭い
■腐った卵の臭い
■ドブの臭い
■便の臭い
など女子高生にとっては厳しすぎるものばかり…多感な時期ですから周囲からのこんな陰口はトラウマになりますし、絶対に言われたくないですよね。
思春期は恋愛はもちろん、将来にわたる友人関係を作るかけがえのない時間です。口臭というコンプレックスを抱えて、会話に恐怖を感じる前に早めに対策を取りましょう!
まずは毎日の丁寧な歯磨き!
まずは丁寧な歯磨きを心がけましょう。口臭は磨けばある程度落とせます。歯ブラシは小刻みに動かし、軽い力で1本あたり1分かけるくらい丁寧に磨いてみましょう。
- 歯と歯の間を重点的に磨く
- 食後は基本的に毎回磨く
- 歯を磨けないときは口をゆすぐ
一度歯医者さんにいってプロの手でキレイにしてもらうのもおすすめです。毎日の丁寧な歯磨き、そして定期的な歯医者での歯垢や歯石落しを心がけましょう。
口の渇きはこまめにケア
緊張する場面では口が乾いてしまうものです。唾液には細菌をやっつけて口臭を防ぐ効果があるので、唾液の量が減らないようにこまめにケアしてあげましょう。
- こまめに水を口に含む
- 食事をよく噛んで食べる
またシュガーレスのガムを噛んで意識的に唾液を出したり、甘いお菓子の代わりに酸っぱいものを選んでみるのもおすすめです。
お茶には口臭を抑える効果がありますが、利尿作用(トイレが近くなる)やカフェインの働きで口臭が悪化することも。適量なら口臭に効果的ですが、飲み過ぎに気を付けましょう。
お腹の調子に気を付けよう
口臭が起きる原因の一つに便秘や下痢といった胃腸のトラブルがあります。特に便秘は『ウンチのような口臭』に繋がる恐れがあるので気を付けたいですよね!
- 朝ごはんをしっかり食べる
- 肉・魚・野菜をバランスよく食べる
- ヨーグルトや納豆など発酵食品を食べる
女子高生の時期は成長期ですから、基本的に食事制限はおすすめしません。たくさん食べてしっかり身体を作りましょう。
その代わり、食べるものの中身に気を付けてみてください。特にヨーグルトはカルシウムやタンパク質も含まれているのでおすすめ。バナナやリンゴと一緒に食べればお腹の調子も良くなります。