消えにくい!臭いの強い食べ物や嗜好品
食べたただけで臭くなるニンニク料理や焼肉、コーヒー、お酒…楽しみたいのに楽しめない、週末誰とも合わないときくらいしか食べられないから厄介ですよね。
最近だとニンニク抜きの餃子や、匂わないコーヒーなんてものも売られています。でも風味を考えたらあの『ニオイ』が外せません!
では時に美味しく、時に不快になるあの風味。食べ物や飲み物で口が臭くなる理由はいったい何でしょうか?
口臭がきつくなる主な食べ物
1.ニンニク・ねぎ・ニラ
餃子を食べると口の臭いが気になるとよく言いますよね。これは餃子の材料としてよく使われるニラやネギ、ニンニクに含まれている成分の一つ『アリシン』の仕業です。
アリシン自体は無臭ですが、調理することによって独特の臭いを発します。そして消化されるとそのアリシンが変化した成分が胃や腸から呼吸として出てくるため口臭を発します。
2.肉・ジャンクフード
肉類、特に焼肉を食べた後も口臭を気にしなければいけません。タレには先ほど紹介したニンニクが含まれていますし。そして付け合わせとして良く出されるキムチも臭いの原因になります。美味しいものほど臭いんですね…
ジャンクフードは腸の中で悪玉菌の餌になりやすいものがたくさん使用されており、悪玉菌が活発に動くことによって口臭が発生しやすくなります。
3.コーヒー
コーヒー自体にも臭いがありますが、これだけならさほど不快な臭いではありませんよね。しかし砂糖やミルク入りのコーヒーを飲むと口臭が悪化することがあります。砂糖が口の中で唾液の性質を変えたり、ミルクの成分が口内細菌のエサになってしまうからです。
また、コーヒー事態に含まれているカフェインは覚醒作用以外に胃液の分泌を促進する効果があり、これも原因の一つだとされています。コーヒーはブラックか微糖で、飲み過ぎにご注意。
4.お酒
お酒のアルコール自体にも強い臭いがありますが、更にアルコールが分解されることによってアルデヒドという物質に変化します。これも強い臭いがあり、胃から口へ臭いが上がってきます。
ちなみにアルコールの摂取量が多い人ほど歯周病リスクが高まるというデータもあるそうです。また口の渇きを招くので唾液の量が減り、口の中の雑菌を増やしてしまいやすいのです。
5.タバコ
タバコの臭いの原因は含まれているヤニやタールによるものです。たばこを日常的に吸っている人は歯が黄ばんでいる人がほとんどですが、これは煙草のヤニやタールが原因で、歯に付着したヤニやタールがあの独特のにおいを発しています。
これらの歯にこびりついたヤニやタールは歯磨きやうがい程度では取れません。歯医者さんに行って歯のクリーニングをしてもらいましょう。本気で口臭を消すなら禁煙も考えてみましょう!
食事の後の口臭は?セルフチェックしてみよう!
あなたは自分の吐息が普段どんな臭いをしているか知っていますか?食べ物の後の口臭は比較的気付きやすいですが、それ以外の口臭はなかなか自分では分からないものですよね。
実は自分の口臭を調べる簡単な方法があるんです!口臭チェッカーのようにお金をかけなくても臭いがわかるので、ぜひやってみてくださいね。
ビニール袋に息を吐く
小さめのビニール袋にハーッと息を吐き、フタをして少し離れます。キレイな空気を吸って鼻をリセットして溜めてあった臭いを嗅ぐと、自分の口臭がわかります。
舌の色を見る
鏡の前で舌をベーッと出し、色をチェック。普段より白っぽければ『舌苔』という汚れの可能性、黄色っぽければ口が乾いて唾液が減っている可能性あり。
唾液の臭いを嗅ぐ
指先を軽く舐めて、少し乾かします。1分ほど経ったら臭いを嗅いでみてください。唾液に雑菌や不純物が混ざっていると嫌な臭いを感じるはずです。
食べ物・飲み物の臭いをすぐに消すなら
臭いの強い食べ物・飲み物を避けることは当たり前ですが、付き合いでどうしても食べなければいけない場面は来ますよね。
そんな時に臭いをすぐ消すなら、口の中を清潔にするのが一番手っ取り早いでしょう。
- 殺菌力のある歯磨き粉で歯を磨く
- 洗口液(マウスウォッシュ)を使う
- 舌ブラシで舌を磨く
といったケアが簡単です。
すぐに歯を磨けないときは『洗口液』を持ち歩いて口をすすぐだけでも口臭を落とせますよ。また唾液を増して口臭を抑えることもできます。唾液には殺菌力があるので、ガムや酸っぱいものを食べてたくさん唾液を出してください。
ただしこれだけでは完全に口臭は消えません。食べたものの臭いは胃や内臓を伝わって口臭となるので、普段からお腹の調子を整えておくのが口臭予防につながりますよ。
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